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愛玩動物飼養管理士(2級)

テキスト紹介 第2編 第1章生命倫理の概念【愛玩動物飼養管理士2級】

さあ、倫理の時間です。

 

『あにまるハンド。』です。

愛玩動物飼養管理士2級 教材の紹介です。テスト前の復習や内容が知りたい方にオススメです。

今回から第2編となります。第2編は生命倫理と動物福祉という文化的・内面的な内容になります。全7章で構成され、分量は全体600ページある中の82ページです。

1巻の肝となる生命倫理と動物福祉の第1章は生命倫理の概念です。8ページの分量ですが図や写真は最小限でひたすら解説が続きます。

愛玩動物飼養管理士2級 第2編1章

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第1節 生命倫理の考え方

 

 

倫理とは

倫理とは、人として取るべき蜜、つまり正しい判断をするための判断の基準となる。

カントとヘーゲル

イマヌエル・カント(ドイツ)は自然法則のように人としての「道徳法則」があることを提唱した。道徳法則には見返りや条件を求めず、何が義務かを自分で判断し行動することが求められる。動機が重要であることから動機主義ともいわれる。

ゲオルグ・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルは人を外側から規制する「法」と、内面から規制する「道徳」、両方を総合したものを「人倫」と表現した。

カントは個人の道徳を考え、ヘーゲルは共同体の倫理を説いている。道徳は個人が正邪の判断を以て正しい行動規範を示すのに対して、倫理は特定の集団における善悪の判断基準を示す。

ベンサムとミル

イギリスのジェレミー・ベンサムとジョン・スチュアート・ミルは社会において個人の利益と社会の利益の調和を図る「功利性の原理」を提唱した。特にベンサムの功利主義は「最大多数の最大幸福」と呼ばれ、幸福の増大と苦痛の低減が道徳的に善であるとした。

カントは行為の動機を重要視(動機重視)したのに対して、ベンサムやミルは行為の結果を重視したため、「結果主義」と呼ばれた。

生命倫理と医療倫理

生命倫理という言葉が1960-70年代のアメリカで発生した。治療を受ける患者の生命や権利も倫理的問題としてとらえた。特に医療倫理では処置の自己決定権、治療の説明と承諾を得るインフォームドコンセントを重視した。

医療倫理の4つの原則

自律尊重原則:自律的な患者の意志の尊重

無危害原則 : 患者への危害を及ぼすことを避ける

善行原則  :患者に利益をもたらす

正義原則  :利益と負担を公平に配分する

他にも、体外受精やデザイナーベイビー、臓器移植、安楽死(尊厳死)など個人の欲望や決定を社会がどこまで許容するか倫理的に考える必要がある。海外では「生命の質(QOL:Quality of life)」を尊重するための法律を制定する国や州もある。

第2節 生命倫理と獣医療

生命倫理と医療倫理、そして動物生命倫理と獣医医療倫理

「動物福祉(アニマル・ウェルフェア)」人と同様に動物に対しても倫理を考える必要がある。

アリストテレス(ギリシャ)は、動物は理性がないから人間に利用されるために存在すると考えていた。また、トマス・アクィナス(イタリア)も自然の秩序の中で動物は人間が利用するために存在する(神学大全)としていた。ルネ・デカルト(フランス)も動物は自動機械と同じものであるとする「動物機械論」を主張した。

しかし、ベンサム(イギリス)の最大多数の最大幸福を掲げた功利主義では、対象を人間だけでなく動物にまで拡大した。この考えは現在の動物福祉や動物生命倫理の考えにも反映されている。

今では、獣医師が配慮が必要な倫理の理念が獣医療倫理(獣医倫理)として定義されている。獣医倫理は動物と飼い主の双方に対して倫理的配慮の対象となる

第3節 「生命倫理」「動物生命倫理」に対する日本と世界の考え方の違い

生命倫理や動物福祉は国や地域、文化によって異なる。

東洋の思想を背景とした日本における「生命倫理」「動物生命倫理」に対する考え方

日本では万物に精霊や魂が宿るアニミズムが信仰されてきた。また、6世紀の仏教伝来を通じて不殺生戒や輪廻転生の思想を受け入れてきた。また仏教が神への信仰と混じりあった神仏習合も影響を与えている。

天武天皇は天武の勅令で牛・馬・犬・サル・鶏の肉を食べることを禁じた(675年)。

日本では輪廻転生として動物が人に生まれ変わることが自然に信じられてきた(日本霊異記)

西洋の「生命倫理」「動物生命倫理」に対する考え方

古代ギリシャ文明やユダヤ-キリスト教では、人間以外の生き物に足して寛容ではなく対等な存在でないとされていた。

しかし、ベンサムが最大多数の最大幸福を掲げた功利主義の対象を人だけでなく動物をも対象とした。

アルトゥル・ショーペンハウアー(ドイツ)は理性や自己意識の存在の有無ではなく苦しみを感じるかの配慮を判断基準とし、すべての生き物に道徳的な態度を示した。

チャールズ・ダーウィン(イギリス)は動物と人間の連続性を主張し、多くの動物がヒトと同じように一般的な概念や思考・情動を持つとした。

アルベルト・シュバイツァー(フランス)は全ての生命あるものに愛と畏敬の心をもつ生命への畏敬を提唱した。

これらの流れを通して、西洋と東洋の動物観が結びついた。

まとめ

「生命倫理」や「動物生命倫理」「獣医倫理」について考えるとき、人や動物に対して国や地域によって文化的な態度が異なります。日本と西洋の違いを理解し、何をすべきかを考えていくことが必要です。

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